
これは、神奈川県三浦市油壺海岸の「海の美術館」での展示である。
2000年の「Tシャツアートinカンボジア」というイベントで
初めてその後私の代表作の一つとなる“風船Tシャツ”というオブジェを作った。
それはカンボジアの小学生たちと一緒に
「風船Tシャツ」を作って教室に飾りましょう!という企画であった。
当時はそれでよかったのであるが、
私的にはこの「風船Tシャツ」をもっとアート作品として展示したいと思っていた。
そこで翌年やってみたのがコレである。
今見ると「風船Tシャツ」をキレイに円柱状に配置して、
照明もちょっとかっこよくしてみました、というぐらいではあるが・・。
私自身としては納得してこれで「風船Tシャツ」は終わりかなと思っていた。
しかし、その後この形がユーモラスで
Tシャツという宣伝媒体として利用できると言うことで
いろんなところから声がかかった。
もう何度「風船Tシャツ」を作ったことだろう。
貧乏な私にとって彼女らはまさしく体格だけでなく金銭的にも“福の女神”である。