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 「濡れTプロジェクト」後、人々の感想はおおむね好評であったと思う。
その中に「さすがフランス、日本の公共空間じゃこんなことはなかなか出来ない」
「治外法権の勝利」という意見が結構あった。
しかしさにあらず、この企画、フランス国家においてもかなりめんどくさいやり取りが発生した。

 
実施5日前になって、大使館側のアート展担当の女性からいきなり「この作品はエロ過ぎないか?」と待ったがかかった。

「えっ!今更何言ってんの?。」である。
こちらは何ヶ月も前から企画許可をとって現時点ですべての準備が完了してるのに・・・。

抗議をすると「布の厚さをチェックするからサンプルを提出するように」だって・・。
この人は布の透視率でも測定するつもりだろうか?
このナンセンス加減はどこかの国のお役人とそっくりである。

企画中止直前まで追い込まれたが、ある重要な人の一言で一気に解決することになる。
その言葉とは、そうフランス大使の・・「僕もこの『濡れT』見たい!』・・である。

「トップの意見に回れ右!」この点でもどこかのお国とそっくりである。