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平塚市の七夕通りにある母子像である。
赤ちゃんは柔らかい布で包まれているのにお母さんはなぜか丸裸。
多分、お風呂嫌いな子どもの入浴が終わり、泣き止まぬ子をあやすのに一生懸命で自分のことなどかまってられないのだろう。
お母さんは大変である。

そんなことなどお構い無しに、町の通行人は面白半分にお母さんの乳首をいじっていく。
緑錆(銅に付着する緑色のさび)だらけなこの体でここの部分だけは黒光りしているのはその証拠である。

不憫に思った私はTシャツを着せてあげることをためらわなかった。
なんと慈悲深いのであろう。